中国珍道中その12(終章)

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☆中国珍道中その12(終章)
 
 いや~~ほんと、よくぞここまで楽しめたと思います。誰かさんの言葉じゃないですけど、「自分で自分を褒めてあげたい」という感じです。おトイレに行きたくないばっかりに、飲み水を調節したり我慢したり。中国が近代化されて文化的といっても、日本人の私にとっては深刻な問題でした。お腹を壊しやすいので、レストランで使う箸、コップの呑み口などは除菌用のウエットティッシュで拭いてから使ったし、食後の度に胃腸薬を飲んでいたし。
 
 そこいくと、今回の珍道中の同行者「オールディーズ」の面々は元気なこと。彼らは現役時代、若かりし頃から中国で仕事をしているので、今のおトイレ事情は昔に比べたら原始人が月に行っちゃうくらいの目覚しいものだといっていましが。。。(ひょえ~~)2日目の「乾陵」は、則天武后の墓まで行くのは段だら道を登っていかなければならないので、霧雨も降っているし黄砂もひどいし寒いので、私とお水博士は残り、健脚紳士と超悪爺さんの二人は歩いて往復していました。やっと帰ってきたと思ったら、忘れもしない超悪爺さんのひとこと「健脚紳士はやっぱり若いよ、足が速い」といってもこの二人の年齢差はたったの二歳。わたしゃあんたらより20も若いんだよ~!かと思えば、本場中国人のローカルガイドやスルーガイドが知らないようなことを三人とも知っているし、お水博士の中国水事情は、聞いていると怖くなってしまうし。。。。
 
 後進国が近代化すると必ず深刻化していく公害問題。民主主義と貧富の差、ゴミの問題、水の問題、たくさん問題があるけれど、近代化によって生じる問題は時が解決してくれるのではないかなと思います。だって私が小学校の頃、今思うと信じられないけど「光化学スモッグ注意報」とか、「川崎病」とか、いろんな公害病が問題になっていたし、隅田川も神田川も臭かったし、お台場どころか東京湾で海遊びしたら、大腸菌検査しなきゃ学校に行けないかもしれないようなきちゃない埋立地だったし。
 
 ちょうど小学生の高学年の時に当時の田中角栄総理大臣の尽力(?だって当時そう教わったも~~ん)で日中国交が成立し、それから30余年経った今、中国創作バレエ「白毛女」ごっこなどをして踊り、教育テレビの中国語教室で覚えた会話を一生懸命覚えた私ですが、嬉しいやらなんともいえない心情ですが、やはり私は中国と縁があるようです。生まれて初めての海外旅行も中国でした。8年前に初めて北京に行ったときのことを思うと、現在の発展は目まぐるしいです。
 そういえば旧北京空港に初めて降り立ったときのことをよく覚えています。臭い、そうあれはまさしくまだ私が小さな頃、3歳か4歳くらい羽田空港の臭いでした。あの時、何気に懐かしいような、なんだか黄昏た気持ちになりました。
 
 と、いうわけで半年前の「中国珍道中」はこれでお終いです。現実では来週また中国旅行を控えておりますが、最近中国一本やりで温泉とぱすたのご紹介をしていません。ぼちぼち書き留めていきたいと思いますので、今後とも宜しくです===!!
尚、「オールディーズ」のお水博士、超悪爺、健脚紳士、(順:年の順)皆様からの画像、メモ、各個人の旅行記などの資料を参考にさせていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。

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